12月4日(金)の記事「事件は売り、事故は買いPART2」にも書いたことですが、株は良い材料がでてもすぐには騰がらないし、悪い材料がでてもすぐには下がらない。
空売り残の多い銘柄で好材料が出ても、機関が空売りの買埋をする時間稼ぎと、現物買いをするための出来高が欲しいからすぐに騰げないし、悪材料の時も保有株を売却するための時間が欲しいので直ちには下げないように操作されていると思っています。
昨日飛びつき買いをしたエーザイ(4523)の好材料は、まだ申請の段階であり承認されるか否かはっきりしない状況です。このハッキリしない状況が2021年3月7日(米国の審査終了目標日)まで続くそうです。
今回は思惑相場ですのでしばらくは下げておくことができます。
これが申請が承認されたのIRでしたら、IR後に買い集めの下げをする余裕は無く、飛びつき買いで正解だったと思います。(但しそれまでに株価上昇がなく織り込まれていない価格の時)
昨日はIRをしっかり確認してから下げ切るまで待つべきでした。それから買えば良かったです。
医薬品やゲーム関連銘柄を保有していた時期に思ったことですが、思惑相場が一番上昇率が大きいです。業績相場など比較になりません、一時的にですが。個人投資家の期待値を上手に煽って上げていきますので、株価も思惑でどんどん騰がります。
もっとも酷いと思った思惑相場はゲーム銘柄のブランジスタ(6176)です。
こちら、秋元康氏の「神の手」というクレーンゲームの作成中に思惑で15000円まで株価が騰がりました。今は507円です。ブランジスタが上場した時のチャートをご覧ください。株の恐ろしさが判ります。
AKB48などの人気グループをプロデュースされた秋元氏ですから「神の手」の景品に魅力を感じたのでしょうか?それにしても、15000円まで騰がってから507円になったら終了です。
さて、今回はエーザイの思惑相場を見逃さない機関または(イヤですが)仕手筋が審査終了日までに上げてくると思います。
株価7000円台は中間点くらいの位置に見えますので、6000円台まで下げられるかもしれない不安はあります。
けれどエーザイは経常利益20%増益を目標にしている企業ですし、ここから空売ってこれないと思うのです。予定よりも早く米国、欧州で承認されるかもしれないという大きなリスクを機関がとるでしょうか?
ということで今日もエーザイの現物買い、信用買いを持ち越しました。
自分ではリスクも考えながらエーザイの短期保有を決めましたが、もしアイフルに好IRが出れば損切りしてもアイフルに戻ります。