いきなりですが、過払い金返還をする以前の長者番付から見えてくるノンバンクの業績です。
2007年、日本の富豪、長者番付ランキング:Forbes
2007年6月7日、米Forbesが発表した日本の長者番付・億万長者ランキングTop40.にあるノンバンク
12位に木下兄弟(恭輔、盛好、勝弘) アコム創業者 純資産2844億円
23位に大島建伸 SFCG(旧 商工ファンド)創業者・会長 1440億円 59歳
2008年
16位 福田吉孝 1820億円 60歳
18位 神内良一 1768億円 81歳 プロミス創業者
19位 木下兄弟 1716億円
2012年
15位 武井博子 1640億円 70歳 武富士創業者の夫人
22位 神内良一 1025億円 85歳
この頃には福田社長は私財を減らしていきました。
この事業を守るために福田社長は過払い金の返還に自身の保有財産を入れたそうです。
8割~9割の消費者金融が倒産していくなかで、私財を減らしながらも守り抜いたアイフルです。福田社長の築いた3000億円の現金より価値のあるビジネスモデルなのです。
福田社長の転んでもただでは起きないところは、株価が下がっていた時期に自分名義のアイフル株を息子さんに譲渡していたことです。ちなみに娘さんには京都に国宝級の美術品を集めた美術館を贈与されていたようで、最近、館長になられたその美術館を披露されていましたし、その周辺のホテルも買い取っていました。完璧な譲渡税対策もされていたのです。
今年、福田社長の息子さんを社長にされました。その時までにいろいろな準備がされてきました。
長者番付からも、いかに消費者金融が利益をあげているかわかります。
商品を販売するわけではないので、在庫なし、商品管理なし、リスクは『貸し倒れ』くらい。でも今はグレー金利がありませんし、審査が厳しいので貸し倒れはださないでしょう。
2018年1.87%⇨2019年1.64%⇨2020年1.45% それ以前はとんでもない金利でした。
ですので、現在の上限金利18%で貸し出すと、16.55%の利益になります。
諸経費を差し引いてもコンスタントにこれだけの利益が積みあがります。
さて、倒産の疑義がかけられてから、以前のアイフルを凌ぐ改善をいくつかされています。それらがまた楽しみです。
アイフルは株式2分割しましたので、元の株価10,000円元の株価20,000円の半分の10,000円までは騰がると言いたいところですが、消費者金融の量的緩和がされないとそこまでは戻らないだろうと予想されていますね。実際どうなのでしょう? 改善されてきた多くのことを考えれば希望株価に夢を見てもよいのではないですか? 私は2,000円くらいは夢ではないように今でも思っています。
26日、月曜日の引け後に、いつものお楽しみ月次でますね。
金曜にアコムの月次と増配であちらのホルダーは喜ばれていましたね、月曜日はアイフルホルダーの喜ぶ番ですね。