１月のはじめに母が車にはねられました。
私がそのことを知ったのは事故から２日経ってからでした。
母から２日間連絡がないことは珍しいので実家に行くと、母は普段と変わりなく過ごしていました（座ってお茶を飲んでいました）。
叔母が来ていて雑談をしているところでしたが、電話がかかって来て叔母が母の代りに電話対応をしていました。（母は心的障害から声があまり出ません。それで友人、知り合いとはメールでやりとりをしています。電話連絡はいつも私が頼まれます）
まず、はじめに母が電話にでないで、私にでるように言わずに叔母が対応したことに不自然な感じがして、通話がすんでから尋ねました。
私： 「今の電話は誰から？」
叔母：「実は、お姉さん（母）が交通事故にあって、保険会社からの電話なのよ」
もう、びっくりです。
詳細を聞くと、２日前に母が自転車で外出中に車にはねられたと言うのです。
そして救急車で病院に搬送され脳のMRA検査やレントゲンなどの検査を受け、異常が無かったので帰宅し、翌日から両足と肩、首の打撲や擦り傷の治療を整形外科で治療することになったようです。
それで保険会社やら事故をおこしたドライバーさんからの連絡を叔母がしてくれていました。
なぜ娘に連絡をしてこなかったかと言いますと
以前に母が死んでしまったかも知れないという勘違いで、私が小さな子どものように大泣きをして騒いだことがあったので、人前で騒がれては恥ずかしいと思い連絡先を叔母にしたと言うのです。でも深刻な事態だったら私に連絡すると言っています。
母は病院で診断書を警察に出すか問われた時に、大したことではないので人身事故にしたくないと言いました。 ここら辺の所は良く分からないのですが、母が言うには人身事故にするとドライバーさんの自動車保険の料金が上がってしまうから可哀相らしいです。（すでに人身事故なのではないかしら、人身事故ですよね？）
母の話しは思い込みですることがあるので、本当のところ良くわかりません。
ただ大袈裟にしたくないらしいです。
自分の心配より、ドライバーさんの心配ができるのが立派です、母さん。
まだ続きがあるのですが、
実はその数日後、整形外科に通っている時に今度は転んでしまい肋骨３本にヒビが入ってしまったのです。 母は車にはねられた時よりずっと痛かったと言っています。
肋骨は骨折し易く、治りやすいということで１ヵ月くらいで治るから心配ないと言っており、ギプスをして普通に生活しています。
これは自分で転んだのだから治療費も勿論実費で払うと言って払っていますが、そもそも交通事故にならなければ、よたよた歩いて転んで肋骨にひびを入れることは無かったのに・・・・。
ドライバーさんをかばい過ぎるので、母の側にも落ち度がなかったのか聞きましたら、すっごく怒られました。(-_-;) あるわけないそうです。
交差点ではいったん自転車からおりて確認して渡るようにしているし、常に注意深く行動しているらしいです。
事故があったことを娘（私）にも知らせず、地方にいる息子（弟）にも秘密にするように言われました。 悪い話（人を心配させるような話）はしない。するなら昔話になってからだそうです。
考えようによっては、自転車が曲がるほどの衝撃を受けても打撲ですんで良かったです。ふだんの行いの賜物でしょう。
