NY株式市場ダウ平均株価 最高値更新 雇用統計で景気先行き期待
7月2日 発表されたアメリカの6月の雇用統計で、農業分野以外の就業者が前の月と比べて85万人増え、雇用の改善傾向が示されたことで景気の先行きへの期待が高まったものと見られます。
雇用の改善傾向がNYダウを押し上げました。
日本の雇用はどうなるのでしょう?
コロナの影響で職を失う人が増えているそうです。
深刻な状況ですが、コロナがなくても日本人の生活水準は先進国では最低レベルだったと思います。
日本の大企業が人件費の安いアジアの国々へ生産拠点を移し、安い人件費で利益を生むために日本人の雇用を減らしてきました。
2021年現在、人件費は中国、韓国、その他のアジア圏で比べても日本人の人件費が安くなっているようです。
日本人の給料がここ数十年横ばいであるにも関わらず、アジア、その他の海外では1.5倍~3倍になったようです。 (訂正:アジアの多くはまだ日本に追いついていないらしいです。)
海外に工場を移した企業はコロナの影響と人件費の高騰で自国、日本に安い雇用を求めて戻ってくるようになりつつあります。
日本衰退には企業側の戦略だけが問題だったとも思いません。
日本で学んだ技術や能力をもつ優秀な人々が、海外企業の高給に引き抜かれてしまったために、技術大国であった日本がその資産を海外に売り渡してしまい破滅への道を歩んでいるように見えます。
優秀な人材に相応しい給与を支払える企業はないのですか?
医療、介護関係者のような特殊能力のある人へ高額給与はだせませんか?
コロナ発生前から国が補助金を出すべきところですよ。
自給自足だけでは食べていけない国、日本。
個人の収入は増えずとも、デフレで物が安く買えるから心配ないなんて思っていたら大変。 なにせ日本だけで物が供給されているわけではないのですから、これから高い価格の輸入材料、製品を買わされるのでしょう。
どうすれば低賃金、物価高から生き残れるのでしょう?
個人でも生き残り方を模索しますが、国も考えてくださいまし。