自分の常識は非常識
だいぶ前にヤフー掲示板の雑記カテゴリーで書いたことがある話です
ともだちと二人でレストラン・サンマルクに行った時のことです。
その友人はとても淑やかで落ち着いていて穏やかで、話をする時は聞き取るのが困難な小声で話されるのです。いつも全身を耳にして聞かないといけないくらい集中してお話を聞いているのです。
さてサンマルクと言えばメインディッシュを選んで焼きたてのパンを何度も配りに来てくれるレストランです。
一度に2~3個くらいの種類の小さな焼き立てパンを籠に盛ってきてくれまして、
「ヨモギとチーズどちらにしますか?」
とか
「クロワッサンと黒ゴマどちらにしますか?」
とか何度も何度も焼きたてのホカホカのパンが配られるのですが、私のお皿にはいつも1つ。彼女のお皿には2つ。3つ。
美味しくて焼きたてでパンに目のない私は彼女のお皿が羨ましくてたまらない。
彼女はなんと言っているのか真剣に耳を傾けました。
こう言っていました。
「それ両方お願いします。」
「クロワッサンを3つお願いします。」
えええええ~なんか笑いがこみあげてきましたよ。
「どちらにしますか?」
の返事はどちらか1つを選ばないといけないという私の常識はいらないのか。
おひとりさま一回につき1つまでではないのか。
もし自分が多く取りすぎて他に回らなかった時は後から来たお客さんは先のお客さんが満腹になって自分のところに回ってくるまで待つスタイルなのか?
「パンたくさん貰っても他のお客さんは大丈夫なのかな?」
と言ったら
「大丈夫よ。毎回無くなったお客様のところから配りに来てくれるから、みんな焼きたてがいただけるの」
なるほど と思いました。
結局彼女は私の2倍以上は食べましたけど、私も満腹すぎるほどいただきました。
今日、他のブログで「割引チケットはできるだけ多くもらう」というのを読ませていただいて、そうか追加で何枚か請求したらもらえることもあるのかと知りまして自分の思い込みで損をしていることってけっこうあるのかと改めて知りました。